2023年10月18日

「十三詣り」についてのQ&A

どんなお祝い?全国的な習慣?

成男女ともに数え年13歳で行うお祝い。虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)と呼ぶ13番目の菩薩さまをご本尊とするお寺や神社へお詣りし、幸福と知恵を授かるようお祈りをします。関西では七五三よりも重視される行事で、関東でも広がりをみせています。とくに、「子供から大人への第一歩を踏み出す儀式」として寺社を詣で祈願するお祝いとなっており、別名「知恵詣り」とか「知恵もらい」と親しまれている地域もあります。また、13歳は初めて迎える「厄年」でもあり、ご祈祷のお願いを兼ねたり、受験の合格祈願を兼ねて詣でるご家庭もいらっしゃいます。

かつては、4月13日に参拝するのが一般的とされてきましたが、対象年齢が小学校卒業して中学へ進学する多忙な時期なことから、現在では3月13日から5月13日の期間中に行えば良いとされています。菩薩・虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)にお詣りすることで幸福と知恵を授かるといわれています。 とくに京都嵯峨の虚空蔵法輪寺が有名で、参拝の帰路に「渡月橋を渡り終える前に振り替えると、授かった知恵を返さなければいけない」という言い伝えがあります。「十三詣り」お勧めの神社は各地にありますので、事前にインターネットで検索することをお勧めします。